駒ヶ岳ファンクラブ

「駒ヶ岳ファンクラブ」は、日本各地の駒ヶ岳の豊かな自然を愛し、駒ヶ岳山麓の人と交流し、その山麓の文化に親しみ、日本各地の駒ヶ岳に登る」を目的とした会員からなる団体です。

師走の山散歩・富士嶽山と冠着山

木本桂春


 雪が少なく、実に過ごしやすい北陸の冬。それでも低山の麓へは雪で車が入らず、雪のラッセルが必要、そこで雪のない冬山歩きをと長野県へ遠征。
 まずは上田市富士嶽山へ。この周辺には独鈷山、子檀嶺岳、飯綱山などの個性的な山名が多い。雪の少ない白馬村から上田市街の奈良井から入山。

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 林道にあるゲートは解放状態なので開けて、山の取付付近に駐車
 いきなりの急登、トラロープ在り。

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 しばらくすると祠が現れ、石長比売命、少彦明神が祀られていると書かれている。


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 尾根筋はゆるみ左右は赤松が多い。松茸がとれるのだろうか人の入った跡がある。落葉樹は枯れ木となり切っているが、枯れ木の先には来年の新芽を持っている。


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 途中に松茸ではなく猿の腰掛があった。茸の一種だ。
 この上から高伸坂に出て、急涯にトラロープが頂上に続く。

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 登り着いたところが富士嶽山神社。

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 東天遠くに浅間山、西方の北アルプスは雲の中で見えず。


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 山頂から西峰まで足を延ばして、往路を戻る。高伸坂の急崖は落葉の下に氷層があり驚く。

 下山後は上田市を流れる千曲川左岸を冠着に向かう。
 山麓の坊城駐車場へ急ぐが途中の聖高原方面の林道は閉鎖されていたので、更科町から入山する。
 林道を行くと車止めゲートがあったが横を通りぬけ、雪の道を走る。途中、倒木などがあり、それを除けて登る。
駐車場の下方で車がスリップするので駐車して歩く。天候は曇天となり暗く、夕方の山歩きを思う。


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 雪も少なく長靴で行く。


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 よく整備された道は楽々と歩ける。

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 頂上は冷たいガスで展望ゼロ。


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 虚子の句碑 「更科や姨捨山の月ぞこれ」 


 その後、児抱岩コースを下山し16時に駐車場に到着。


 あらためて、山の神々に来年も元気で歩きたいとお願いしてきた。