駒ヶ岳ファンクラブ

「駒ヶ岳ファンクラブ」は、日本各地の駒ヶ岳の豊かな自然を愛し、駒ヶ岳山麓の人と交流し、その山麓の文化に親しみ、日本各地の駒ヶ岳に登る」を目的とした会員からなる団体です。

元旦登山

木本 桂春

おめでとうございます。今年も元気で山に登りましょう。
元旦は珍しく、初陽がさしていました。我が家からの黒部奥山です。

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右の雲の中にある山が上駒ヶ岳(白馬岳)。小蓮華山の横から初陽の出。左が雪倉岳、左端が朝日岳
 
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左端から唐松岳五龍岳、鹿島槍ヶ岳
 
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この光景は30分後に雲の中に消え去りました。
この後は我が家の神仏のおまいりです。天神様、神棚、仏壇に手を合わせ今年の安穏をお願いしました。

天気も良いので、大鷲山へ初登山に出掛けることにする。
取付き付近の駐車場に車がない、頑張れるだけ登ることにして暗い杉林から尾根上に出る、杉の間から陽がさす。


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前方にツボ足のラッセルが出てきた。後方から翡翠海岸の波音が後押ししてくれる。


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400m付近左前方に白鳥山が見えてくる。

雪は徐々に増え、ひざを越える。かんじきを着けず頑張る。中間点の緑風広場へ、ぐっと雪が増える。眼下の日本海、海の表情が刻々と変わる。上から雪まみれの若者が下りてきた。頂上まで行ってきましたという。「ラッセルありがとう」とあいさつ。
かんじきを着けたが、若者のラッセルをさばけず苦戦、700m付近の急登にあえぐ。
振り返ると声をかける人あり、見れば10年ぶりほどに会う山友だった。
ラッセルを交代しながら登るのでぐっと楽になる。


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740m付近からの頂上。
 
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右下に海岸線が見下ろせる、かすむ海は天候の悪化を告げている。

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頂上近くの樹氷。頂上は天候悪化、見えるものなし。黙って下山。
 
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剱岳、下駒ヶ岳富山湾能登半島は舞う小雪に消えていた。

頂上に立てたことに感謝。若者にも山友にも感謝、感謝の元旦。
350m付近突然乱れたラッセル。
この下で大きな親猪と子5頭が目前を横切った。

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今年は猪年。
「出会えてよかった」と幸運を喜ぶ。霙模様の中を下山。