木本 桂春
おめでとうございます。今年も元気で山に登りましょう。
元旦は珍しく、初陽がさしていました。我が家からの黒部奥山です。
この光景は30分後に雲の中に消え去りました。
この後は我が家の神仏のおまいりです。天神様、神棚、仏壇に手を合わせ今年の安穏をお願いしました。
天気も良いので、大鷲山へ初登山に出掛けることにする。
取付き付近の駐車場に車がない、頑張れるだけ登ることにして暗い杉林から尾根上に出る、杉の間から陽がさす。
前方にツボ足のラッセルが出てきた。後方から翡翠海岸の波音が後押ししてくれる。
400m付近左前方に白鳥山が見えてくる。
雪は徐々に増え、ひざを越える。かんじきを着けず頑張る。中間点の緑風広場へ、ぐっと雪が増える。眼下の日本海、海の表情が刻々と変わる。上から雪まみれの若者が下りてきた。頂上まで行ってきましたという。「ラッセルありがとう」とあいさつ。
かんじきを着けたが、若者のラッセルをさばけず苦戦、700m付近の急登にあえぐ。
振り返ると声をかける人あり、見れば10年ぶりほどに会う山友だった。
ラッセルを交代しながら登るのでぐっと楽になる。
740m付近からの頂上。
右下に海岸線が見下ろせる、かすむ海は天候の悪化を告げている。
この下で大きな親猪と子5頭が目前を横切った。
今年は猪年。
「出会えてよかった」と幸運を喜ぶ。霙模様の中を下山。